2005-07-21 | Filed Under News
深刻な薬害を引き起こし約40年前に販売が停止された「サリドマイド」について製薬会社 「藤本製薬」が20日,血液のがんの一種である多発性骨髄腫(しゅ)の治療薬 として今月から臨床試験(治験)を開始すると発表した。
全国で35例の症例を集め,2006年夏をめどに厚生労働省に承認申請を行う予定。
治験の対象者は,サリドマイド以外の治療法で効果がなく,これまでにサリドマイドの 使用経験がない多発性骨髄腫の患者。 サリドマイドによる治療実績がある14都道府県,計22か所の医療機関で1~2人に 4か月から1年間かけて投与し,治療効果や安全性を確認する。 参加病院,対象患者はほぼ決まっており,同社は「公募は行わない」とのこと。
かつて催眠鎮静剤として販売されたサリドマイドは,妊婦が服用し胎児の手足に重い障害が出るケースが相次ぎ(国内で約300人),国内では1962年に販売停止となった。 しかし近年,がんとかハンセン病の治療薬としての有効性が注目され,個人輸入が急増していた。 患者団体から早期承認を望む声が上がる一方,薬害被害者からは慎重な使用を求める要望が寄せられていた。
転載 (読売新聞→@nifty)