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107.GLIDE型の設計1

グライドカム型を自作した手順を書いておきます

今回はいわゆる弥次郎兵衛さんの領域で静的バランスのこと
 
グライド型は次の4点で構成されています
 ・カメラ荷重をシャフトに乗せるプレート
 ・シャフト&バランス
 ・ジンバル&グリップ
 ・メインウエイト

1.カメラを乗せるプレート
 これは正確にカメラ重心をシャフト中心にのせるメカですね
 薄い軽い微調整できるXYスライダーがあればいいのですが
 FLYCAMナノのTOPだけ売ってくれれば助かるのですが(w
 まぁカメラ重心をシャフト軸に乗せるモノですね
 (三脚アナがレンズ軸上にあればねぇ?www)

2.シャフト&バランス
 我が国には昔から棒秤というものがありました
 米俵の重量を測ったり重量物もこれで重量を測っていたようです
 昔,行商さんの小型を見た記憶があります(鉄アレイの代わりにアルミプレートだったw)
 1)棒秤

scale
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scale
  棒ばかり
 

原理はねこかんLifeさんに詳しいですから
ご覧になってみてください

式は 3.0kg × 5.9Cm = 0.45Kg × 39.1Cm
左辺と右辺はあっています
あわないのは棒の自重分でしょうw
 

何がいいたいかというと
  ・ヒモを取り除く
  ・鉄アレイに代えてカメラ
  ・吊りヒモに代えてジンバル
  ・分銅に代えてウェイト
  ・右に90度たてる
そうです,まんまグライド型ができあがります(静的にはネ)
改めて書くこともないのですが,テコの原理のまんまです
 
 2)釣り合い

balance1
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balance1
  Aに1Kg 1メートルの棒 中点B Cに1Kg
テコ比 1:1で釣合います

総重量2.0kg

 
balance2
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balance2
  Aに1Kg 50センチの棒に中点B Cに1Kg
テコ比 1:1で釣合います

総重量2.0kg

 
balance3
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balance3
  Aに1Kg 1メートルの棒 33センチの点B Cに500g
テコ比 1:2で釣合います

総重量1.5kg

 
balance4
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balance4
  Aに1Kg 1メートルの棒 20センチの点B Cに250g
テコ比 1:4で釣合います

総重量1.25kg

 

  ここから言える結論は
   ・テコの基本式 Ax=Cy 
   ・テコ比を大きくすれば総重量は小さくなる
   ・総重量が最大になるのはテコ比が1:1の場合

  更にいえば 左右の重量はテコ比に応じて増大させても成立する
  1Kgを1トンに代えようが成り立ちます
  要するに 箸より電柱のほうが揺れにくいだろうな ということ
   
 3)立たせる
  上の画でシャフトが立つ条件は
   1)B点を左に・・・テコ比を大きく
   2)Aの重量を軽くする (普通これはない 付加はできても)
   3)Cのウエイトを大きくする (下オモリを付加する)
   4)A~B間の距離を短くする
   5)B~C間の距離を長くする (グライド型の微調整ですね)

prot.glide
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prot.glide
 
 

 4)難問です
  立たせる条件は前項のとおりですが 1),3),5)の組み合わせで
  どれがベストなのでしょう?
  つまりテコ比を小さくすれば下オモリは重くなります
  逆にテコ比を大きくすれば下オモリは軽くてすみます
  このあたりの最適解はどれなのでしょう?
  どこでもバランスさせられるだけに 難題ではあります
  普通は手持ちということを考慮して,仕上がり総重量から逆算するのでしょうか?

3.ジンバル
  これはシャフト径にあった内径のベアリングを求めれば済みます
  そこでリングで2軸を構成し,グリップサイドで3軸め
  これもかなりの工作難で途中です
  試作品はこんなものですけど
  (グリップ側に1軸で4軸になっています)
  (グリップなしで このままジンバルを掴みたいのです・・・本音はw)
  (シャフトとグリップのOFFSETになじめない・・・ヘタ)
  精密に作るために現実的には3軸目はグリップ側にと・・・思うちょります

prot.gimbal
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prot.gimbal
 

  
4.メインウエイト
 これも簡単で テコの原理のマンマです
 きっちり計算式に乗ります

 横にしてジンバルをスライドさせれば まんま棒秤ですよ

 ジンバルをカメラ側でバランスさせたければ
 いいかえると全体を軽く仕上げたければテコ比大で軽いウエイト
 ・・・ 総重量を軽く仕上げたい・・・このあたりがDIYする意味ですかね?
 
 ジンバルを下げたければ 重いウエイトになりますわね
 想像ですが1:1に近いほうが浮遊感(スライド感)は出るのかな~と思ったりw
 私はグライド本物に触ったことがないから わかりませぬ
 そのベストの解は
 設計者しか知らないのかな!? (笑

5.私の失敗
  私はシャフト長を固定でジンバル位置を可変にしました
  ジンバルを上下させることで 固定長シャフトでもバランスはとれと考えていました
  ここで大問題が発生しました
  最終調整でドロップタイムの微調整ができないのですよ
  コンマ何ミリの世界の上下微調整は無理なのですよ・・・というかメカが難しいノ
  シャフトの下の部分に鉛を仕込んだ寸切ボルトをいれて,その上下で
  微調整をしようにもM10ボルトが入っていますから無理
  まぁシャフトを老人のステッキとか一脚とか伸ばせるものに代えなきゃね
  
毎回 こういうオチがつくところが 私のバカさ < 笑ってられぬ^^
 

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